男の立ち食いソバ

2014年12月1日
立ち食いそばに学ぶ大人のマナー。

俺は立ち食いそばが好きだ。
あのB級感がたまらない。


立ち食いソバは男にとって癒しの場。
背中で語るオーケストラだから・・・。(泉昌之  天食より)

月曜の昼はいつも混む。
普段は営業で事務所にいない男達も週明けで会議だったり、事務処理に追われるからだろう。

今日は混んでいてもなんとか入ることは出来たが席掛けの中年OLのおしゃべりが目につく。
また、席を探して盆をもってうろつくガキから中年のなんと多いことか!
うろつくな!そこの立ち席つめれば空いてるから!

俺は注文したかき揚げそばを受け取ってから流れるように立ち席についた。
この滑らかさは流れるように技を決める柔術のチャンピオンのよう。(泉昌之  天食より)

ネギを入れる。

ネギがない。

が、いい。隣の席に手を伸ばしてまで求めるものじゃない。
だってそれが立ち食いそばだから。

お冷も持たずに器を持つと俺は一気にかきこんだ。
だから本当は席だって必要ない。

それでも悲しいことに店員のおばさんが「満席で~す」と入店を断る声が聞こえる。
お前ここ立ち食いソバやぞ?!
実はランチもやってるちょいと人気の隠れ家風小料理屋でも、出向中アラブ人に人気の中東風料理やでもないんだぞ?!

なぜか俺が立ち食いソバに求める様式美と哀愁は二郎に通じるものがある。
遠い昔に別れた筈なのに、カネシの意志はまだ活きているような気がする。

これが男のダンドリズム。


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gg

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